

トラウマを超えて成長していくために
私が、ポジティブ心理学関連で、大好きな言葉の一つが、PTGです。
PTGとは、ポスト・トラウマティック・グロースの略語で、 日本語でいうと、心的外傷後成長です。 人は、簡単に、「あれって、トラウマなんだよね~~。だから、できない~~」のように、 小さなことでも、そう言ったりしますが、 真のトラウマとなるべき出来事だったとしても、 それを超えて、人格的変容と言えるような成長を遂げることができるのです。 『ポジティブ心理学が一冊でわかる本』の中で、 イローナ・ボニウェルは、PTGを成し遂げるための3つの条件を書きました。 それは、以下のようなものです。 ① 人生全体として、起きた出来事の意味を理解しなおす。 ② 逆境に対して、自分で態度を選択できることを知る。 ③ 人からの支援が不可欠。 これに関して、 以下のような質問が、
私が監修をおこなった通信教育の受講生のお一人から来ました。 「②の意味を、もう少し詳しく解説してください」 その質問に対して、答える形で、 記事を起こしてみますね。 =============================

アインシュタインの言葉の真の意味
私は、よく、セミナーの中で、以下のアインシュタインの言葉を引用します。 それは、 「問題は、それが発生したのと同じレベルでは解決できない」 です。 それに対して、 その意味をもっと詳しく説明してほしいという質問をいただきました。 その方に説明を書いたのですが、 それは、他の方も同じような疑問をいただかれるかもしれないと思い、 回答を転記しますね。 何かのお役に立てば、幸いです。 【回答】 いい質問をありがとうございます!! おっしゃるように、 私も、この言葉を、いつも言葉を足して、セミナー中で説明しているのですが、 けっこう長くなります。 基本的に、手振りをつけながら、説明します。 「自分が、”この”段階にいたとして」 と、空中に段階を指し示します。 以下は、その説明になります。 ===================== 自分が、”この”段階にいたとして、 そこで問題が起こったときに、 あれこれ考えたとしても、問題と同じ段階で考えているということなので、 なかなか解決はできません。 そこで、1つ上の段階から、答えを考えることが必要になります。