名 前
成瀬 まゆみ Mayumi Naruse
出身校
同志社大学文学部英文学科
モナッシュ大学院(オーストラリア)応用言語学科
強 み
信 条
活発性・社交性・着想・共感性・指令性
「意識を向けるものは、拡大する」
「継続は力なり」
京都出身。
同志社大学卒業後、日本ヴィックス(株)(現在のP&Gジャパン)で、マーケティング部とシステム開発部に所属。コーラックのCM作成や広告費管理システム作成などに関わる。
出産を機に会社を退社。
そのあとは、子育てを楽しみながら、家庭で英語を教える生活をしていたが、
子育て後の人生を考えて、子どもが3歳と5歳のときに、
オーストラリアのモナッシュ大学院に子連れ留学。
帰国後は、その経緯をまとめたエッセイを出版すると同時に、
青山学院大学、湘北短期大学などで、13年間英語を教える。
結婚時の葛藤から、心の世界に興味を持ち、
コーチングやファシリテーション、エニアグラム、ソースなどを学ぶ。
コーチングの応用コースを修了後、大学で英語を教えることをやめると同時に離婚し、
独立・起業。
独自のセミナーや個人セッションを開始する。
その後、ポジティブ心理学を学び、
2011年にポジティブ心理学に基づく『ハーバードの人生を変える授業』を、
出版社に企画を持ち込んで翻訳したところ、
そのシリーズは、35万部を超えるベストセラーシリーズとなる。
他の翻訳書として、『ザ・ミッション 人生の目的の見つけ方』、
監訳書として『ポジティブ心理学が一冊でわかる本』などがある。
子どもたちもそれぞれ独立した現在は、
ポジティブ心理学のセミナーを中心に、
全国各地で講演やセミナーを行っている。
趣味はテニス。
神奈川県公認テニス指導員の資格を持つ。
最近では人のつながりを促進するために、
小田原でのコミュニティーハウスの作りに関わっている。
一番好きなことは、「気づきに関わる」こと。
パズルを解くように、セッションでは、クライアントと共に、
クライアントのココロの中にある黄金の鍵を見つけていく。
Q&A
よく聞かれる質問
Q 1
人生での転機はなんでしたか?
人生を迷いながら、オーストラリアに子連れ留学したときのことです。
オーストラリアでも思うようにならない現実を嘆いていたのですが、
ある本の中に、こんな言葉を見つけました。
"Stop blaming others.
Take all responsiblitiy of every area of your life."
「人を責めるのはやめなさい。自分の人生、すべての分野に、責任を持ちなさい」
頭を殴られたような感覚でした。
「ここの部分はいいけど、ここの部分はイヤだ!」と、当時、私は文句ばかり言っていました。
でも、目の前にあるのは、私の人生。その人生すべてに、私の責任がある。
そんなことを、その言葉は教えてくれました。
その時から、「自分の人生すべてに、責任を持とう」と、
私は腹をくくるようになりました。
Q 2
「幸せになる方法」を教えてください。
幸せになる方法は意外にいっぱいあります。
1.運動する
2.ありのままの気持ちを認める
3.今の生活のポジティブな面に着目する、など……
そして、私自身が特に関わっていきたい幸せになる方法は、「思い込みをはずす」ことです。
「思考は現実化する」といいます。
自分の思っている思い込みが、現実を創り出していきます。
「人生は辛いものだ」
「幸せなんて、いつまでも続くものではない」
「男性(女性)なんて、そんなものだ」
のようなことを、心の奥底で思っていたりすると、そういう現実が強化されてしまいます。
しかし、その思い込みには、自分ではなかなか気づけません。
内なる思い込みに気づいて、新しい現実を生み出してみませんか?
実は、幸せに関する誤解もたくさんあります。
ポジティブ心理学は、その多くの誤解を解く手伝いもしてくれます。
私は、講演や、セミナー、個人セッションを通して、
そこに関わっていきたいと思っています。
Q 3
最近の気づきは何ですか?
少し前になりますが、それは7年前ぐらいのことです。
自分自身が、「たいしたものじゃない」と気づいたことです。
「もっとできるはず!」
「もっと認められてもいい!」
そんな思いが心の奥底にありましたが、
まずは「たいしたことのない自分」を認められたことで、
今の自分をありのままに受け入れることができました。
たいしたことがない自分であっても、それでも、今の自分を生きるしかない。
そうやって生きていることが、実はたいしたことなのだと、
お腹の中から、かえって力が湧いてくる感じがしました。
大きな理想に振り回されて、今という時期、今の自分を楽しめない。
そういったトラップにはまるのは、もうやめませんか?
今の自分をありのままにしっかり見つめてみましょう。
今を生きてみましょう。
「たいしたことのない自分」を受け入れることで、
かえって、大いなる可能性が生まれてくると私は思います。
そして、あれから7年が過ぎ、今度は、
「たいしたことのない自分」という方向に振れすぎた自分を感じています。
ユダヤ教のラビ(指導者)であるシムハ・ブニムは2枚の紙切れをいつもポケットに入れていくようにと言っていたそうです。(『ハーバードの人生を変える授業2』より)
その一枚は、「私のために世界は創られた」、もう一枚は、「私は塵であり、灰である」です。そうやって、感情のバランスをとるように、と言うのです。
私は、自分のポケットにこれから次の2種類の紙を入れておこうと思います。
それは、「世界は私が創る」と「私は大河の一滴である」です。
すべては、自分の思いから生まれます。
それと同時に、私たちは、この世界を生きるすべてのものの一部にしかすぎません。
それと同時に、自分の世界は、自分がわかちあったもので決まります。
自分が与えることが、まわりまわって、
自分のもとに戻ってきます。
その大きな循環の中にいる心地よさ。
最近は、そのよい循環を起こせる人になりたいと、
折りに触れて思っています。