環境と幸福の関係性

October 29, 2019

 

 

 

私は、キャリアカレッジジャパンのポジティブ心理学の通信教育を監修させていただいるのですが、そこで、受講生さんからのたくさんの質問をいただきます。

 

その質問の1つを、今回も取り上げて、
その回答を膨らませる形で、ここでも載せさせていただきますね。

 

 

【質問】

  

「あなたの幸せに関係するもの&しないもの」というテーマについて質問です。

  

〈幸せにあまり関係がないもの〉の欄に、「より気候の良いところに引っ越す」とありますが、より気候の良いところに引っ越こすことは幸せに関係している気がするのですが、もう少し詳しく説明いただけますか?

 

東北に住んでいるため、暖かいところに引っ越すことに憧れもあり、幸せと関係していると私は感じています。

 

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【回答】

 

質問ありがとうございます!

 

本当ですね!

この結果を読んだときには、

私も違和感をもちました!

 

ただ、マイケル・アーガイル(原書は2001年に刊行。日本では『幸福の心理学』というタイトルで翻訳書があります)の研究によると、そういう結果が出ているとのことです。

 

ポジティブ心理学の父であるセリグマンが提唱している幸福の公式によっても、

10%しか環境は幸福度に影響しないと言われています。

 

そのなかでも、「温暖な地域に引っ越す」ということに関しては、

アーガイルによると、たとえ、引っ越ししたとしても、

幸福度は1~2%しか上がらないそうです。

 

おもしろいですね。

 

通信教育コースの動画の中でも説明しましたが、

幸福はやはり内面から作っていくもののようです。

 

ただ、もし温暖な地域に引っ越しすることを目標に、

自分の人生をクリエイトしていこうと、

行動されれば、

幸福度はそれ以上にあがるかもしれません。

 

その反対に、自分の幸福度があがらないのは、気候のせいだ、

環境のせいだ、それを変えれば、幸福になるはずだという思いで引っ越すとしたら、

やはりそれほどあがらないということかもしれません。

 

その質問を受け、

こんなエピソードを私は思い出しました。

 

***

 

村の入り口に老人が座っていました。

 

旅人がやってきて聞きました。

「この村はどんな村ですか?

 

「お前さんの村はどんな村だった?」

 

「つまらない村ですよ。

周りの人も、イジワルな人ばかりです」

 

「この村もそうじゃよ」

 

旅人は、首を振って、去っていきました。

 

また、別の旅人がやってきました。

 

「この村は、どんな村ですか?」

 

「お前さんの村はどんな村だった?」

 

「いい村でした。

周りの人も温かい人ばかりでした」

 

「この村もそうじゃよ」

 

***

 

もちろん、気候など、

どうしようもない要因はあります。

 

ただ、気温が低くて、

太陽が出ている時間が少ない北欧が、

世界の幸福度ランキングで上位に入っている、

というのもおもしろいデータですよね。

 

このテーマについては、

私も、自分自身の中で引き続き問いを立てておきます。

 

いい質問をありがとうございました!

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