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アインシュタインの言葉の真の意味

私は、よく、セミナーの中で、以下のアインシュタインの言葉を引用します。

それは、

「問題は、それが発生したのと同じレベルでは解決できない」

です。

それに対して、

その意味をもっと詳しく説明してほしいという質問をいただきました。

その方に説明を書いたのですが、

それは、他の方も同じような疑問をいただかれるかもしれないと思い、

回答を転記しますね。

何かのお役に立てば、幸いです。

【回答】

いい質問をありがとうございます!!

おっしゃるように、

私も、この言葉を、いつも言葉を足して、セミナー中で説明しているのですが、

けっこう長くなります。

基本的に、手振りをつけながら、説明します。

「自分が、”この”段階にいたとして」

と、空中に段階を指し示します。

以下は、その説明になります。

=====================

自分が、”この”段階にいたとして、

そこで問題が起こったときに、

あれこれ考えたとしても、問題と同じ段階で考えているということなので、

なかなか解決はできません。

そこで、1つ上の段階から、答えを考えることが必要になります。

そこで、その1つ上に行くということに、

「ポジティブ感情を利用する」んですね。

ポジティブ感情は、説明したとおり、

創造性を高めてくれますから。

なので、あれこれ、その問題で頭を悩ますよりは、

積極的に気分転換をする、

というのも大事なことになるのです。

みなさんもご経験あると思いますが、

「お風呂に入っていたら、

ふと、いい解決策が思いついた!」

のようなことがあると思います。

それは、決して、頭を抱えていたら、

思いつくことではなかったかもしれません。

これが、ポジティブ感情の効用です。

それを知っている私たちは、

「たまたまいい気分でいたら、思いついた!」

ではなく、それを積極的に利用することができます。

つまり、ポジティブ感情というのは、

ただ気分がいい、というだけではなく、

上手に利用もできるということなのです。

それをポジティブ心理学は、

実験を通して、

数値で証明してくれています。

そして、このアインシュタインの、

「問題は、それが発生したのと同じレベルでは解決できない」という言葉の解決策であることになります。

そして、この言葉の意味をさらに深めれば、

「問題というのは、私たちを次のレベルに押し上げるために起こっている」

という解釈もできますね。

つまり、「問題」というのは、

忌むべきものではなく、

素敵なきっかけとととらえることができるということです。

いい質問をありがとうございました!

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                             (画像提供:pixaby

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