ポリアンナ症候群とは、実は悲観主義が姿を変えたもの??
ポリアンナ症候群とは、
よく「極端な楽観主義者」とか、「楽観主義の負の即面を表わしたもの」とか言われていますが、
本当にそうでしょうか?
真の楽観主義者というのは、しっかりと現実に向き合う人です。
向き合ったうえで、現実的な対処ができる人です。
現実に向き合わず、「大丈夫!」とは本当は思っていないのに、そう言ったりすることは、
心の奥では、「現実に向き合うと大変なことになる。だって、現実はつらいものだから」
と感じているからかもしれません。
その意味で、形を変えた悲観主義と言えます。
「ポリアンナ症候群」というのは、
真の楽観主義を理解しないで揶揄した言葉、
また、自分自身が真の楽観主義者になるために知っておく必要がある言葉、
だと私は理解しています。
例をあげましょう。
たとえば、試験に落ちたとします。
それを現実を見る機会にしないで、
「問題が悪かっただけだ。オレは賢い」ととらえれば、
それは、自分が成長する機会とはならないでしょう。
「今回は、勉強する分野が偏っていた。
来年は、勉強時間をもう少しとれる工夫をして、
あの試験に出た分野をしっかりカバーすることにしよう!
そうすれば、受かる可能性は高まるだろう!」
と、現実的に楽観主義を発揮できれば、
成長の機会とすることができるでしょう。
つまり、現実に向き合えないことを、心の奥底で感じているからこそ(悲観的)
現実逃避に走っている、と解釈することができるのです。
その意味で、ポリアンナ症候群、つまり極端な楽観主義というのは、
結局は、悲観主義が形を変えたものなのかもしれません。
(写真は、2019年に訪れたハウステンボスのポリアンナが履きそうな靴! 勝手なイメージ。^^)
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